ヨーロッパ音楽の旅

　昨年のスイス・一昨年のドイツ旅行では鉄道パスを使用したため現地での切符の購入はほとんどありませんでしたが、今年の旅行では適当な鉄道パスがなかったため、区間切符を購入しました。その際のハプニング等、鉄道に関係することについて書いてみます。

１　ミュンヘン空港
　Ａ　ミュンヘン空港～ミュンヘン中央駅　35マルク（４人分で）
　DBの窓口でミュンヘン中央駅までとそこからザルツブルクまでの切符をカードで買うつもりでしたが、窓口が閉まっていたので両替して券売機で買うことにする。ゾーンを確認していたらおじさんが寄ってきて「ホテルへ行くのか」と言う、悪質客引きかと身構えるがそうではないらしい。「中央駅まで」と言うとゾーン８のボタンを押し（14マルクだったかの表示）もう一つのボタン（確か「WS」だったか）を押すと35マルクの表示。随分安いと思った（５人まで同じ）がこれでよいのだと言う。どこにもうれしい世話好きな人がいて助かります。週末割引（乗車は土曜）のようですが検札がなかったのでこれでよかったのか分かりません。現地在住の方はご存じかと思いますが。

１人でこの料金かと思い200マルクを出すと釣りをよこす。乗る列車を聞かれたので８時33分のREだと言うとOKと言う。切符をよく見ると「週末切符」「近距離交通」「S/SE/RB/RE」「５人まで」「交換・払い戻し不可」の記載がある。昨日の切符Ａも同じだったのか。それにしてもこれで近距離なんですね。検札ではザルツブルクまではこれでOKということでした。（乗車は日曜）

３　ザルツブルク中央駅
Ｃ　ザルツブルク～フィラッハ～ウィーン 560km 1600シリング（４人分で）
Ｄ　ウィーン～(クレムス)～ザルツブルク 342km 1090シリング（４人分で）　Ｃ・Ｄ何れもワンプラスチケット。（２人目以降半額）有効期間の関係で２枚に分けて購入する。
　最初の窓口で乗車区間等を書いたメモを見せると、区間経路等をパソコンから印刷し、「複雑なので隣の窓口へ」と言われる。隣の窓口では初め１人分の切符をよこす。メモを再度見せると「オーッ」という大きなアクションで「４人だった」。
　ここはカードで支払い。郵便局で用事を足してきてさっき購入したＤの切符を見ると有効期間がＣと同じではないか。同じ出札係員に告げるとまたしても「オーッ」。交換してもらいました。ところが、列車に乗ってさっきの切符をもう一度見ると、あらかじめ計算しておいたキロ数（367km）と違います。経路をみると、クレムスの手前からSt.ペルテンに行くようになっています。ここは検札で指摘されてもパソコンで印刷したものを見せて逃れることにしました。ザルツブルクの調子のいい出札係には要注意です。

Ｅ　ペルチャッハ～フィラッハ　24km
48シリング（１人分）
Ｆ　フィラッハ～フェルデン　　16km
34シリング（１人分）
　Ｅはシュピッタール（ミルシュタットへの鉄道駅）からペルチャッハへ行ったとき（フェルデン下車）の帰りのフィラッハへの切符。Ｆは翌日フィラッハからウィンへ行く際、フィラッハ～フェルデン間が前日既に乗車しているためのもの。

５　ウィーン（フランツヨーゼフス駅）
Ｇ　Ｄの正しい切符　367km 50シリング（差額４人分）ワンプラスで計算かどうかは不明
　チッキでスーツケースを送った後時間があったので出札係にＤの切符でクレムスヘ行けるか地図を示して確認したら、やはりだめとのこと。Ｇの距離数があらかじめ計算しておいたものと一致したのでこれで大丈夫と安心する。ここの係員は英語がうまくザルツブルクの陽気な一係員とは違う。

６　ザルツブルク中央駅
Ｈ　ザルツブルク～ミュンヘン　39マルク（１人分）
　　EC追加料金　　　　　　　　　6マルク（１人分）
　　座席予約料　　　　　　　　　 3マルク（４人分）
Ｉ　ミュンヘン中央駅～ミュンヘン空港　 9.6マルク（１人分）
　いました、あの調子のいい係員が、で別の係員の窓口へ行くとDBの窓口へと言われる。乗車は土曜だがECは週末割引がないためだいぶ高くなった感じがします。Ｉの切符は日曜乗車なので週末割引でＡと同じになるはずですが少し違います。それでも安い。シリングで支払う。乗ったECはウィーン始発ですが混んでいて予約してよかった。ちなみに予約なしで４人まとまって座れなかったのはシュピッタール～フィラッハ間のICだけでした。